先々週の土曜日(8月6日)、TBSの「世界不思議発見」に私の作ったシマフクロウのハンドパペットが紹介されました。北海道の猛禽類医学研究所の活動が取り上げられ、「このシマフクロウのお面は何に使われるのでしょうか?」という問題です。答えは、ヒナへの人工給餌です。育てたシマフクロウを野生にもどすために、ヒトに慣れさせないようにこのお面を使って餌を与えるのです。とはいえ、シマフクロウの保護は、言うほど簡単ではありません。せっかく自然に放したシマフクロウですが、交通事故や電線で感電したりして、命を落とすものも少なくないのです。大自然が残る北海道のイメージがありますが、野生動物とヒトの住む場所は隣接しているのです。人々の関心をたかめることと、シマフクロウが安住できる環境を確保することが重要と言えます。